弁理士試験の難易度はどれくらいなのでしょうか。
弁理士というのは、弁護士や税理士ほど知名度は高くないかもしれないですが、
特許や実用新案、商標など知的財産を保護するという重要な役割を担っています。
特許などを出願をサポートする資格のためか、理工系の受験生が多く、
合格者も理工系の大学学部を卒業されている方が多いのが特徴です。
よく言われているのが、「理系最難関国家試験」です。
というのも選択科目には、機械工学や、物理工学、情報通信工学など理工系の科目があるからでしょう。
ですが、特許法、実用新案法、意匠法などの法律科目も重要な科目ですので、
技術系と法律系が融合した資格という他の難関国家資格と比較して異色の資格です。
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合格率は5%から7%と大変低いです。
受験生が多い大学として、東大や京大、大阪大、早稲田大、東工大などに在学または卒業された方たちで、
受験生の層を見てもトップクラスの受験層です。
それも理工系の学部が多数派です。
また、他の難関国家試験が大学在学中から受験しているのに対して、
この資格の受験層は、会社員や特許事務所の職員が多数、つまり働いている人が多く受験されています。
この方々達は、企業の知的財産部や特許事務所で実務にあたっている人たちでしょう。
この人たちと合格率5%の試験を戦わなくてはいけません。
これを見ても日本で有数の難関国家試験といっていいでしょう。
受験回数を見ても、以前は5回、近年は3回程度と受かりやすくなっているようですが、
少なくとも3年はかかる資格ということを抑えておく必要があるでしょう。
試験制度の改正や、合格者の増加、科目免除があっても難関国家資格というのは変わりはなく、
難易度は相当高い国家試験です。
弁理士は試験科目に特許法、実用新案法、意匠法、商標法などの法律系科目を中心とした法律資格ではありますが、 特許や実用新案など、どうしても理工系の知識が必要です。
受験生や出身も理工系のほうが法文系より圧倒的に多いことをみても、
理系の知識があるほうが仕事にも生かしやすいという側面があります。
さらに、特許などは国内だけでなく、国際的な業務に広がることが多く、
グローバルな仕事をする上で英語力が必要不可欠でしょう。
ということで、法律、技術知識、語学力と、文理・語学のバランスをもった弁理士がどんどん活躍する世界、
逆に言うとどれかが苦手、バランス感覚がない、と、この業界で生きていくのは難しいのではないでしょうか。
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